ニット帽をかぶった奇妙なばあさんがあらわれた~不思議なペットボトル~第二話

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昔、出会った奇妙なおばあさんの姿を見なくなって数年たちました。

 

もう亡くなってしまったのたのでしょうか?

わたしはそのおばあさんの名前も知りません。

うそのようでほんとうの話

 

「ドンキ」に出没する奇妙なおばあさん

 

 

あの出来事があって以来、おばあさんと話をする(聞く)ようになりました。

 

滅多に、こちらからは話をすることはありません。

わたしはただ話を聞いているだけ。

 

 

世間話や昔話などいろいろ聞きました。

 

 

前から気になっていたことがありました。

 

 

それはいつも持っているペットボトル。

 

 

奇妙なペットボトルの正体

 

おばあさんはいつもペットボトルだけ装備し、ベンチのはじっこに座ってチビチビと飲んでいました。

 

ペットボトルはラベルがはがされ、何が入っているのわかりません。

わかることは透明の液体というだけでした。

 

「おいしい水」なのか?「炭酸水」なのか?

 

気になっていたので

 

わたし
「ばあちゃん、何飲んでるの?」

 

奇妙なおばあさん
「これか?」

 

奇妙なおばあさん
『酒だよ』、『焼酎だよ』

 

 

わたし
酒かよ・・・・

 

毎日、ここで焼酎をチビチビと飲んでいたのか・・・

でも、酒を飲もうが、ジュースを飲もうが、その人の自由。 別にどうでもいいことなのだが、何を飲んでいたのかわかってスッキリ!

 

奇妙なおばあさん
「お兄ちゃんも飲むかい?」

もちろん

 

わたし
「いらん!」

 

煙草や酒をやめるのはむずかしい

 

話を聞けば

 

昔はタバコを吸うのが大好きだったそうだ。

 

たくさん吸っていたせいで、

体を壊して、医師にやめるように注意されてしまった。

 

禁煙をするかわりに酒を飲むようになった。

 

今度は酒をたくさん飲んだせいで、

再び体を壊して、医師にやめるよう注意されてしまった。

 

しかし、どうしても酒を飲むのがやめられない。

 

「酒も薄めて飲めばいいだろう!」

と解釈

 

それからは焼酎を水で割り、ペットボトルに入れて、チビチビと飲んでいる。

 

なくなったら家に帰って、また焼酎を入れて戻ってくる。

 

これを1日に2、3回繰り返している。

 

と話した。

 

かなりの酒好きのおばあさんだ。(アル中だ)

 

 

憩いの場は宴会場

 

「憩いの場」は

「ドン・キホーテ」の店内にあります。

 

 

もちろん店内は飲酒・喫煙が禁止になっています。

 

しかし・・・・

 

酒を飲む人がちらほらいます。

飲んでる人はほとんど年寄りです。

 

年寄りたちがどこからともなく集まって、

日が暮れはじめるとどこかに消えていく。

 

やっぱり、1人でいるのはさびしいのだろう。

年をとれば友達はどんどんいなくなっていく。

 

誰とも話さず生きていき認知症になるより、

みんなと酒を飲みながら会話をするのが楽しい。

(聞いているだけでも楽しいかも?)

 

 

宴会のはじまりはじまり

 

話が盛り上がってくると宴会がはじまる。

 

夜通し、叫ぶ、歌う、踊る

ドンキには食べ物や飲み物がたくさん売っている。

よって酒がつきることはない。

 

わたし
「やかましいわ~!」

 

周りの人たちもイヤな顔をしているのがわかります。

 

 

当然、店員が飛んできて注意をします。

 

これで宴会はおひらきになると思いきや、

酔っぱらっている年寄りたちとケンカになっているところをよく見ます。

 

暴れて警察に連れていかれる年寄りもいました。

 

元気なおじいさんおばあさんだ。

 

 

事件があった次の日、

憩いの場に立てカンバンがドーン!と置かれます。

 

「飲酒禁止、見つけたら警察を呼びます」

 

 

もちろんカンバンが置かれている時は酒を飲む人はいません。

 

でも、数日たてば、カンバンが撤去されます。

 

すると、再び酒を飲む人があらわれます。

 

 

この同じことの繰り返し

 

これを「いたちごっこ」というのでしょうか?