暴徒化した渋谷のハロウィン
11月1日、ハロウィンが終わりました。
テレビでは「渋谷のハロウィン」のニュースが連日連夜放送されました。
異様な盛り上がりをみせた渋谷のハロウィン。
仮装した若者たちが騒ぎまくる祭り。
この若者たちは別名「変態仮装集団」と言われています。
そして、祭りのはずなのに商店街の売り上げが落ちてしまう不思議な祭り。
今年は、軽トラックを横転させたり、ケンカや痴漢や盗撮で逮捕者が出たりする大混乱でした。そして大量のゴミ。
若者が「暴徒化」した
はじめ「暴徒化」という意味を知りませんでした。
暴徒「集団で乱暴をはたらく者。暴動を起こした人々」
暴徒化するまで大きくなったのはテレビの影響が強いと言われています。
昔、日本ではハロウィンはクリスマスやバレンタインと比べると全く知られていない祭りでした。
(たしか)仮装して練り歩くという「日本式」ハロウィンはごく少数だったのが、
テレビで紹介されてから規模がどんどん大きくなっていきました。
騒いでいる姿をニュースにすれば、それを見ている人に影響を与えます。
とくに若者はその影響を受けやすいです。
楽しそう?に騒いでいる人たちを見たら
「わたしもみんなと楽しいことをしたい!」
という気持ちにさせてしまうパワーがあるかもしれません。
テレビではこの渋谷のハロウィンについてのニュースがバンバン放送されていました。
チャンネルを変えてもどこのニュース番組で「渋谷のハロウィン」特集。
(見たくなければテレビ消せばいいことなのですが・・・)
軽トラックを横転させたり、ケンカしている人の映像が何度も繰り返し、放送されました。
これを見て
「なんじゃこりゃ~!」、「狂ってる!」と思う人がほとんどだと思いますが・・・。
「面白そう!」、「私もやってみたい!」と思う人もいます。
というわけで・・・・
わたしも行ってみました「渋谷」へ
渋谷へGO!
行った日は10月29日(18時頃)
今、渋谷はどんな風になっているのか?
駅を降りてみると、
「いない!」
コスプレをしている人がまったくいません。
人はたくさんいましたが、仕事が終わって家に帰るサラリーマン。
テレビで見たような暴徒化した若者なんていません。
次は渋谷センター街へ
ここにもいませんでした。
逆に警官がたくさんいました。なにか暇そうにしている。
歩き回ってみると
「???」
ゴミだらけだった道にはまったくゴミが落ちていない
きれいサッパリ掃除されていました。気持ちいいくらい。


汚かったのは渋谷駅のバス停周辺。
バスを待っている間に吸ったのであろう大量のタバコの吸い殻。
大量のビールの空き缶が落ちていました。
センター街がきれいだったのでここが異様に汚く感じました。
19時ころになるとコスプレをした若者がちらほら見えました。
わたしはもう若者でもないのでごはんを食べてサッサと帰りました。
(沖縄そば、サッパリしてなかなか美味しかった)

テレビで見たような映像が嘘のようでした。
今日は何も起こらないのでしょうか?
自宅へGO!
事故で電車がかなり遅れたが無事帰宅。
YouTubeで生中継(22時頃)
渋谷センター街を映していました。
見るとそこにはたくさんの人、人、人。
わたしが帰ったあと、どんどん若者が集まってきたようです。
ギャー!ギャー!叫んでいる人がいる。暴れている人がいる。
これが暴徒化?
1人ならできないことがみんながいれば怖くない?
田舎暮らしのわたしからみたら不思議な光景でした。
今頃、暇そうにしていた警官はいそがしいだろうな~。
やはり次の日の朝には大量のゴミ。
あんなにキレイに掃除した道がゴミだらけになっていました。
「すごいわ~」
本番は31日なのに今からこんなににぎやかになっている。
10月31日「ハロウィン」
テレビではいつものように「渋谷のハロウィン」特集。
今夜、危険なことがおこるのではないかと心配している。
しかし、実際は「危険なことしてくれよ~」とあおっているようにも見えました。
夜のハロウィンにそなえて
駅周辺のコンビニに、瓶入り酒の販売自粛。
早めに店じまいするところもあった。
まるで台風がくるのに備えているかのよう。
案の定、センター街のビルの屋上で火事が起こりました。
18時過ぎ?ちょうど夕方のニュース番組が放送中です。
テレビはこぞってこの状況を放送しました。
テレビ的には危険なことがおきてよかったという感じ。
渋谷のハロウィンは楽しい?楽しくない?
渋谷で騒いでいる人は楽しい気分
テレビを通してみている人は嫌な気分
どちらにせよ、すごい盛り上がったイベントだったと思います。
なぜこんなに騒ぐのか?なぜそれが渋谷なのか?
わかりませんが、
わたしは参加したくないし、そんなに騒げるほどの気力はありません。
来年はどうなるのでしょうか?
どんな事件・事故が起こるのでしょうか?